• 2015.12.24
  • カレーどす。
12月になり街もすっかりクリスマス仕様となりました。敬謙なクリスチャンが多いリトアニアでは、12月1日~24日までの期間はAdventas(アドベンタス)と言われ、派手に遊んだり、結婚式などの祝い事などはしてはいけません。静かにキリストの降誕を待ち、1年の出来ごとを反省したりして大人しく過ごすのです。(若い人は遊んでますが!)

子供達は、アドベントカレンダーと言われる1~24までの数字がかかれたカレンダーの窓を12月1日から毎日1つづつ開けてクリスマスが来るのを楽しみに待っています。

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そして、クリスマスイヴの日は、朝から何も食べてはいけません。
12使徒のために、12種類の料理を作ります。しかもこの料理は、肉や乳製品を使ってはいけません。

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肉も乳製品も使えないので、必然的に野菜系の料理になっちゃいます。
12種類の料理は全てを口にしなくてはダメです。でも全部食べきってはいけません。
翌日まで料理の後片付けをせず、そのまま残しておきます。(お供えみたいなものですね)

それと、クリスマスといえば、コレ。

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Aguonu Pienas 直訳すると、芥子のミルク。
黒いツブツブが芥子の実です。芥子の実と言っても麻薬作用はない食用の芥子の実です。
味はクッキーを砂糖水につけこんだような感じですが、とても美味しいです。
そして、何故だか自分はこれを飲むとやたら眠くなります。(芥子の実の作用?)

ところで、これがなんだか分かりますか?
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キャンドル・スタンド?
いいえ。違います。正解はこうやって使います。

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クリスマスツリー・スタンドです。
日本の家庭ではあまり本物のもみの木でクリスマスツリーを飾る事はないと思いますが、こちらではそれが主流となっています。田舎の方では森から姿かたちの良いものを選び自分で切り出してきますが、ビリニュスでは12月になると街のあちこちでツリー用のもみの木が売ってます。

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年末になると日本の街角でしめ飾りを売り出すような感じですねww
最後に、自分が住んでいるビリニュスのカテドラル(大聖堂)前に建てられたクリスマスツリーの映像をお楽しみください。



ちなみに、タイトルを見て、「なんだ!カレーの話なんかどこにも書いてないじゃないか!」と怒らないでください。
リトアニア語では、クリスマスの事をKalėdos(カレィドス)と言いますww

おやじギャグが決まったところで、今回はこの辺で。
それでは、また!

特派員

  • 山内 啓至
  • 職業レストラン経営

バルト三国の一つであるリトアニアにほれ込み、何も考えずに移住して3年目。リトアニア初の日本人オーナーシェフとしてレストラン(と言えばかっこいいですが、実際は定食屋)を経営しています。首都ヴィリニュス郊外で、妻・娘・犬と、のんびり生活しています。

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