家族や友達、会社の同僚へのお土産を買うならおススメの市場があります!
私が住むチェンマイには
「ワロロット市場」という地元民からは「カードルアン」とも呼ばれる、なんでも揃う大きな市場があります。
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カードルアン内
「カードルアン」は
チェンマイ弁で「カード」は地元の市場、
「ルアン」は大きいで、地元の大きな市場を意味します。
100年以上も昔…
チェンマイを統治していた「インターワロロット王」の逝去後、ラーマ5世王に嫁いだインターワロロットの娘チャオ・ダララサミー妃によってつくられたのがワロロット市場です。
当時のワロロット市場の周りには、
「カードトンラムヤイ」、「カードナワラット」、「カードドックマイ」という市場もあり色々な物が揃う市場として、多くのチェンマイ市民で賑わっていました。
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カードトンラムヤイ
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カードナワラット
市場の西側にはピン川が流れており、
王族がチェンマイ〜バンコク間を行き交う船着場もありました。のちに王族が使用していたサソリのしっぽのような形をしたscorpion tail boat(スコーピオンテールボート)は品物を運搬する商業船としても使われ、多くの商人が集まる船着場として賑わう時代もありました。
しかし1968年の大火事で当時のワロロット市場は焼けてしまい、現在ある建物はその後新しく建て直されたものとのことです。
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現在のワロロット市場は、
大きく分けて3つの民族でグループ構成されています。
ワロロット市場場内には、チェンマイの地元民による地元食材を使ったタイ北部名物の豚皮のカリカリ揚げ「ケープムー」や、スパイシーなチェンマイ・ソーセージ「サイウア」などの食品や日用雑貨、チェンマイ特産品を販売するお店が多くあります。
ワロロット市場の場外には、インド系の人達による服や布類を販売する生地問屋があります。
中華系の人たちによる漢方薬店、金販売店、モン族の民芸品店も点在しています。市場内にはChina Townという小さな通りがあり、そこには中国スタイルの神社もあります。
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チェンマイ人は昔から
買い物をする。で1番に思いつく場所が「ワロロット市場」です。
前に80代のお婆さんとお話しをする機会がありました。
「お婆さんは子供の頃にお母さんと一緒にワロロット市場へ野菜を売りに行き、あの頃は毎日のように野菜が良く売れて良かったよ!」と楽しそうに思い出話を聞かせてくれました。
私が初めてワロロット市場へ買い物に行ったのは約30年前になりますが、商売をするおばさん達の優しさと笑顔は今でも覚えています。
チェンマイでお土産を買うなら
買い物客で賑わうなんでもある市場、「ワロロット市場」へぜひ行ってみてくださいね!