• 2022.10.27
  • ブラジル カラー
2022年11月20日にサッカーワールドカップ杯が開催することで、ブラジルではfigurinhas da Copa と言ってW杯出場国のチームの紹介、日程、組み合わせなどが記されたステッカーコレクションアルバムが販売されています。サッカーが大好きなブラジル人は、ブラジルのチームと同じユニフォームを購入し(ブラジルのチームのオフィシャルユニフォームは黄色または青色の2着です。)、または黄色か緑色の服を着て試合の応援をします。


黄色と緑色の服を着るのは、やはりブラジルの国旗の色だからでしょう。簡単に説明しますと、ブラジルの国旗は緑、黄色、青色と白色で、Ordem e Progresso (秩序と進歩)と書かれています。ブラジルの国旗はAuriverde (金緑旗)と呼ばれています。ブラジルの国旗の緑色は、ブラジル皇帝であるドン・ペドロ1世のブラガンサ家の象徴で、黄色は皇妃のハプスブルク家の象徴です。しかし、一般的に緑色は森林を、黄色は金鉱資源を、青色は空と川、白色は平和を表していると言われています。27個の星は、26州と連邦直轄地を表しています。
緑色は森林を表していると言うのもそのはず、アマゾン熱帯雨林の60%がブラジルにあるのですから。自然豊かなのと、トロピカルな気候であるのがブラジルのイメージと言えるでしょう。そうですね、ブラジルのカラーは緑と黄色と言って良いでしょう。明るいブラジル人にピッタリです。


サンパウロ市には自然を描いたグッズが多く、カラフルな鳥や花を絵柄にした商品がたくさんあります。ショッピングセンター内を歩いているとお店のショーウインドーのデザインがきれいでついつい店内に入ってしまいます。写真(上)の店は石鹸、ハンドクリーム、アロマなどを販売しています。品物の絵柄を見るだけで香りがしてくるような感じです。ブラジルのお土産の品としても良いです。


緑、黄色、オレンジ色などとはっきりした色を使用するのはトロピカル風。見ているだけで可愛いグッズが多くある店があります。絵柄のモデルは可愛い鳥たちです。Tucano (ツカーノ)というくちばしが大きな鳥がいますが、そのくちばしの色もオレンジ色だったり、黄色だったり。とても愛嬌がある鳥で、皆に親しまれています。
オブジェや、バッグのデザインになっています。


そして最近、Tucanoが絵柄になっているビーチサンダルを見つけました。


ブラジルはカカオの産地であり、その生産量は2021年のデータでは世界で第7位です。数年前にオープンしたチョコレート店はブラジルのカカオをよりアピールしているうえ、ブラジルのナッツやドライフルーツを入れたチョコレートも人気商品です。店内の飾りにも、包み紙のデザインにもトロピカル風であり、とてもお洒落な店です。


モノトーンは落ち着きがあり、品があります。でも、このような自然の絵柄に明るい色を使ったグッズを見ているとテンションが上がりませんか? 小さなオブジェから集めてみてはいかがでしょうか? ブラジル カラーも是非トライしてみてください。

特派員

  • 皆木サンドラ 奈美
  • 職業語学教師、ペーパートールクラフター

ブラジル生まれのブラジル育ち。大学卒業後、夫の仕事の関係で3年間滞在したシンガポールにおいて習得したペーパートール(=シャドーボックス)や語学を教えています。多国の文化や習慣を上手に混在させているサンパウロでの生活がとても気に入っています。

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