• 2023.09.29
  • 世界最大級の淡水水族館
ブラジルの西部にあるマット・グロッソ・ド・スル州の州都、カンポ・グランデに滞在することになり、市内観光場所を検索していましたら、バイオパーク・パンタナールがいきなりノートパソコンの画像に飛び込んできました。サッカー球場にも見える大規模な建物は、バイオパーク・パンタナール、淡水水族館です。


2022年3月28日にオープンして、環境教育、調査、保護、文化とレジャーの場として建てられた世界最大級の淡水水族館です。1万9千平方メートルある面積で、約500万リットルの淡水には220種類の魚があり、その80%はパンタナールの魚です。他にワニや蛇もいます。アマゾンの魚に、アフリカやアジア、中南米の魚もいます。
入場は無料ですが、サイトに入って登録し、予約する必要があります。個人、家族と学校などのグループに分けられています。
入場は午前と午後の部に分けられていて、4時間ずつゆっくり館内で過ごすことができます。一日に300人までが入場できます。
まだオープンしていませんが、館内に図書館も予定されています。その他に博物館、環境教育labやコンベンションセンターも設けられています。


水族館はブラジルを代表するデザイナー/建築家の故ルイ・大竹氏が設計しました。曲線とインパクトある色の扱いが彼の作品だと納得します。大竹氏は水族館がオープンする4カ月前に他界しましたので、残念ながら開館式には出席できませんでした。
水槽の舞台美術は造形芸術家、セットデザイナー、環境活動家であるロベルト・アルベス・ガロによって作成されました。


川の源流からパンタナールのフォルモーゾ川の様子を見せて、そして最後はパラグアイ川までの流れを見せています。


ピラニアはアマゾン川などに生息する肉食の淡水魚です。家畜が川に落ちたらピラニアの大群に襲われ、たちまち骨にされてしまうことで、殺人魚とも言われています。ピラニアは川に落ちた人を襲う事もあり、とても危険です。血の匂いがすると、ピラニアはすぐに集まり、鋭い歯で一気に食いちぎるそうです。


ピンタード、ピラルク、ドウラード、パクなどはパンタナールの川魚です。館内ではこの様な巨大な魚がゆっくり泳いでいるのが見れます。ワニもいました。
ピンタードは最も大きく成長するナマズです。40キロ程ある大物です。ピンタードとは色が塗られた。と言う意味があります。

シンガポールに世界最大の淡水水族館がありますが、このバイオパーク・パンタナールが登録されると、世界一の淡水水族館となると案内の方が言ってました。なかなか見ごたえがある上、印象的で素晴らしい建物でしたので驚きました。オープン時期はニュースになったそうですが、サンパウロに住んでいる私の周りの人はその存在を知っている者はいませんでした。もっと多くの人に知ってもらいたいです。
このバイオパーク・パンタナールは900日で完成するはずでしたが、11年もかかっての工事でした。工事費は約4000万米ドルかかったそうです。大きな工事が予定通りに進まないのは残念ながらよくあるブラジルの事です。

特派員

  • 皆木サンドラ 奈美
  • 職業語学教師、ペーパートールクラフター

ブラジル生まれのブラジル育ち。大学卒業後、夫の仕事の関係で3年間滞在したシンガポールにおいて習得したペーパートール(=シャドーボックス)や語学を教えています。多国の文化や習慣を上手に混在させているサンパウロでの生活がとても気に入っています。

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