アンティクーチョってどんな料理?
アンティクーチョは、牛のハツ(心臓)を一口大にカットし、スパイスや酢などでしっかり下味をつけてから串に刺し、炭火で焼き上げた料理です。「え、ハツなの?」と思うかもしれませんが、これが本当においしいんです。しっかりとした歯ごたえに、じゅわっと広がる濃厚な旨味。そこにスパイスの香りとほんのり酸味が加わって、クセになる味わいに仕上がっています。焼いている途中でとうもろこしの皮を束ねたハケでタレを何度も塗り重ねるので、外は香ばしく、中はジューシー。屋台の前を通ると、あの香りを振り払って家に帰るのはなかなか難しいです。
付け合わせも楽しみのひとつ
アンティクーチョには、ゆでたジャガイモやトウモロコシが添えられるのが定番です。
シンプルですが、これがまたいいバランス。しっかり味のついたお肉のあとに、ほくほくのジャガイモをひと口。ほっとする優しい味が口の中をリセットしてくれて、気づけば追加で注文してしまうこともしばしばです。さらに、ピリッと辛い唐辛子のソースをつければ、味の変化も楽しめて最後まで飽きません。
夜の屋台は“ちょっと特別な時間”
このアンティクーチョの屋台は、夜になると街のあちこちに突如現れます。仕事帰りの人、友達同士、家族連れなど、みんながふらっと立ち寄って、串を片手におしゃべりを楽しむ光景は、まさにザ・ペルーの日常風景です。レストランでの食事とはまた違う、ラフであたたかい時間がそこにはあります。プラスチックの椅子に座って食べる一串が、なぜかすごくおいしく感じるんですよね。
アンティクーチョを食べると欲しくなるのはやっぱりアレ!
アンティクーチョのお供には、やっぱり冷たい飲み物が欲しくなります。ペルーの定番ドリンク「インカコーラ」と一緒に楽しむのもいいですが、個人的にはシンプルにビールと一緒が最高だと思っています。炭火の香ばしさとジューシーなお肉、そこに冷たい一口。ペルーでは日本のようにキンキンに冷えたビールに運よく出会えたらラッキーですが、なかなかそうもいかないことも多いので、自分であらかじめ用意しておくのもいいかもしれません。
ペルーの夜を体験するなら
アンティクーチョは、ただの串焼きではありません。そこにはペルーの歴史や、人々の日常、そして屋台文化の温かさが詰まっています。もしペルーを訪れることがあれば、ぜひ夜の街を少し歩いてみてください。煙の向こうに見える屋台と、焼き上がる音。そこで食べる一串は、きっと忘れられない味になるはずです。それではこのあたりで、アディオ~ス!
