OPショップの店の入り口や裏口には大きなゴミ箱のような箱に扉がついたDonation(寄付)用のボックスがおいてあり、皆その中に不要になった服や靴、雑貨などを寄付します。寄付された品物は破格の値段で販売され、その売り上げがそれぞれの団体の運営や寄付金に利用されます。私も不要になった洋服や、靴、食器など捨てずに必ずOPショップへ寄付をしています。実際に販売されている価格は、例えばTシャツなどが一枚$2や$3、お皿が一枚$1や1ドルを切るものもあったり、中古のベッドマットレスなども$50~$80などで販売されています。店員の方は年配の方が多く、ボランティアとして働いている人もいます。営業時間が短く、平日の9時から午後3時、4時までと会社勤めをしている方達にはなかなか行きづらい時間帯となってしまいますが大きな店舗になると土曜日も営業していたり、午後5時まで営業しております。
私はOPショップ巡りが好きで、時々珍しいアンティークの食器や写真立てなど掘り出し物を見つけます。しかもそれが$1や$2という値段で売られているので宝探しのようにわくわくします。オーストラリアには日本にあるようなおしゃれな古着屋というものがないため、このOPショップがもはやオーストラリアの古着屋となるわけです。 中にはOPショップは老人や生活水準の低い人向けの店と差別している人もいるようですが、最近のおしゃれな若者などは古着をうまく着こなしていたり、中古の家具を自分でペイントしなおしたりするのも流行っているのでOPショップはそういったものを見つけるのには最適なお店なのです。日本のリサイクルショップとはまた違った品物をみるのも楽しいと思います。オーストラリアに来たらぜひ覗いてみてください。
(右):新品の洗剤もスーパーマーケットより安い値段で販売されています。