ドイツ語で Hexe(ヘクセ)は魔女。ヘクセンハウスは魔女の家です。
そう、ヘクセンハウスとはグリム童話の「ヘンゼルとグレーテル」に出て来る「お菓子の家」のこと。子供のときは誰もが全部食べることができるお菓子でできた家に憧れたものです。欧米ではこの「お菓子の家」はクリスマスの風物詩ともなっており、クリスマスシーズンになるとHexenhausキットを買う事ができます。
ミニチュア版の家は、壁や屋根ははちみつをたっぷり使ったレープクーヘン又はジンジャーブレッドを使い、粉砂糖と卵白を合わせたアイシングでパーツを接着します。

それでは、自宅でできるドイツの本格派レープクーヘンのレシピをご紹介したいと思います。

作り方
1. はちみつ、砂糖、バターを湯煎で溶かし、ボールに移します。
2. 炭酸カリウムを大さじ3杯の水に溶かします。
3. 冷ました1と小麦粉、2の炭酸カリウム、他の材料を入れよく混ぜます。
4. 密封して、最低1日寝かします。混ぜたての生地は少し柔らめですが、小麦粉を足さないでください。一日経ってもまだ柔らかい場合は、少量小麦粉を加えて調整ください。

この時期、ちょうど娘の誕生日。
今年は自分でレープクーヘンを焼いて、招待した子供達と一緒にヘクセンハウス作りをしました。粉砂糖で雪を積もらせたり、チョコレートやマシュマロ、ブレッツェル、グミなどをアイシングで装飾して、子供達は大喜びでした。真剣に集中してつくるヘクセンハウス作りはとてもメルヘンチックなひとときで、きっと子供達の思い出に残ることでしょう。
