まずは安全第一
1. ハーネスで下半身をしっかりと固定します。
ハーネス
2. そのハーネスには2本の命綱があり、一本目のクライミングロープには「カラビナ」、二本目は「プーリー」という滑車がついています。移動する際には、必ずカラビナを移動先へ移してから、プーリーを移動させることで、常に1本のロープセーバーがついているので安心です。また、プーリーにカラビナをかけると、スムースに滑り降りることができます。
カラビナをプーリーにかけた様子
レベルに合わせたコース
それぞれのレベルに合わせたコースがあり、子供は1時間半、大人は3時間半と長めのコースですが、樹上を縦横無人に渡り歩くことができます。
子供コース
1.5mほどの高さですが、4, 5歳〜8歳までの小さな子供達からするととても高く、ロープにカラビナをかけるのも一苦労。中には泣き出してしまう子供も…。保護者はハラハラドキドキしながら下から見守っています。
初級者、中級者コース
ドイツでは、8歳身長130cmから難易度の高いものにチャレンジできるようになります(ジェットコースター同様)。それでも高いところに登るので、常に大人同伴で、常に2人以上で参加可能。万が一保護者が一緒に登れなくても、インストラクターが同伴してくれるコースもあるので予め調べておくことをお薦めします。
遠く離れた木までワイヤーで滑ったり、つり橋を渡ったり。中には上空に自転車や便器が出現…。想像力は無限です。
上級者コース
下から見ていても目がくらくらしてしまう12メートル以上の高さは、いくら命綱がついているからといってもなかなかスリル満点です。サーカスの綱渡りの練習をしているといっても過言ではありません。
Klettern(クレッテルン)では、「自分の身の守り方」を習うことができます。
セーフロープが自分を守ってくれるという信頼感、適度な筋力、バランス感覚、そして自分の恐怖感を克服することで得られる達成感は計り知れないものです。とりわけ、子供達にとって自分の安全は自分で守る、目標を達成するという経験は大切だと思いました。
ドイツではKletterpark(クレッテルン+公園)やKletterwald(クレッテルン+森)というキーワードで検索できますので、高い所が苦手な方でも低めのところから初めて、徐々に高所恐怖症を克服してみてはいかがでしょうか?
近の湖で美しい夏の黄昏を見ながらゆったりと夏休みの一日を過ごすことができました。