• 2019.05.17
  • 「英語で学ぶプログラミング講座2019春」開催レポート
今回は、2019年3月25日(月)から29日(金)の5日間で中高生を対象にナレッジキャピタルが主催した英語で学ぶプログラミング講座の体験レポートをお届けします。

このプログラミング講座はシリーズ化しており、2018年夏から2回目の開催となりました。香港で最新のプログラミング教育を行っている「Koding Kingdom」より講師をお招きし、授業は全て英語で行われます。
難しそうなコンピュータープログラミングを英語で学ぶ!!となると、とてもハードルが高いように感じますが、安心してください!プログラミングに精通している大阪大学大学院情報科学研究所のお兄さんに加えて、英語を日本語に訳してくれるサポーターの大阪大学法学部のお姉さんが丁寧に教えてくれます。
今回は6名の生徒さんに対して、講師が1名、サポーター2名の体制だったので、2人の生徒に講師が1人、というみんなの距離がとっても近いクラスになりました。



初日の「プログラミングを今までにやったことのある人?」という先生の質問には、2〜3人が「自宅でやってみたことがある」、「近所の塾で体験したことがある」との回答。プログラミング自体は知っているけどみんなほぼ初心者なので、ゼロからのスタートでドキドキしている様子でした。

まずは簡単な英語のゲームをしたり、自己紹介をしたりして、少しずつみんなの緊張をほぐして行きます。前半は、ダンボール製のVRゴーグルを自分たちで組み立てるところから始め、2日目の午後には各々のVRの世界が完成。立体的な空間や街が360度見渡せる作品を完成させました。登場人物や建物もそれぞれ違う面白いものが出来ました。


後半はアプリケーション制作のプラットフォームを使って、自分のアプリにボタンを追加したり、カメラ機能を搭載するなどして、それをipodにつないで実際に機能として使えるかを試してみました。完成品をみんなの前で発表をした際には、「おーっ!!」「うわー、これかっこいいー!」といった声が上がるなど、感動している様子が伺えました。

3日目からは本格的にパソコンでプログラミング言語をタイピングしながらコーディングを行う授業です。1からステップに沿ってクラスを進めていきますが、みんな頭を掻きながらの実践です。
新しいコードを教わったら、それを応用して今度はチャレンジ問題を行います。「この条件文章を出すためには、どのようにコーディングしていく?」など時間ごとに難易度が高くなっていきます。でも、私の心配を払拭するかのように、するすると問題を解いていく生徒さんたちの姿にはびっくり。


難しい内容も、教材に英語のアニメを使ったりするので、とても楽しい授業です。


ずっと、パソコンに向かっているのは疲れてしまうので、休憩の際にはナレッジキャピタル内の「The Lab.みんなで世界一研究所」へ。展示されているVRの説明を聞いたり体験したりしました。視点を変えて見ると「へー、こんなことも出来るんだ!」とプログラミングへの新たな発見もあったようです。 また、ある午後には少し体を動かそう!ということで、毎日15時からThe Lab.内で行われているコミュニケーターによるナレッジキャピタル体操にも参加しました。ストレッチして気分スッキリ!また新たな気持ちで勉強です。



5日目の最終日。グループごとに分かれて、これまで学んだ情報を復習しながら、プロジェクトごとに発表を行ないます。講座の集大成ということもあり、みんなでこうじゃない、あぁじゃないと試行錯誤しながら真剣に取り掛かります。5日間共に過ごした仲間ということもあり、みんなでわいわい楽しそうにプロジェクトが進んでいきます。

完成後は教室の前に出て、何を作ったか、どのようなコードを使ったのかを説明してもらいました。どれも完成度がとても高く、先生も大変感心していらっしゃいました。


2020年からはプログラミングが小学校で必修化されます。また、プログラミングで使用する言語はほとんどが英語。現在、日本ではIT系の人材が不足しているそうです。 今回のプログラムに参加して、より興味と関心をもってくれた生徒さんがいらっしゃれば大変嬉しく思います。

また、2回目となった本講座ですが、さらに継続して開催することを検討しています。さらに多くの生徒さんにプログラミングを体験し、英語に触れる機会を作っていければと思っています。

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