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イヌリンゴの花。
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マドローニョの青い実。
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昨年収穫したマドローニョの実、甘さ、酸味、口当たり、すべてが地味美味しい。
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公園管理車両についているマドリードの紋章です。熊が前脚をたてかけて狙っているのがマドローニョの実。
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公園を警備してくれるのは凛々しい騎馬警官。
マンサナレス川の下流に足をのばすとやはり川沿いに広大な自然公園が広がっています。毎年4月~5月にかけてテニスのトッププロ選手達が集結するMutua Madrid Open の会場となる Caja Mágica屋内競技場はこの川岸に隣接しています。そしてここでも都会の真ん中とは思えない鳥たちに出会うことが出来ます。
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お食事中のヤツガシラ(Upupa epops)。
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真鴨(Anas platyrhynchos)の家族。
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バン(Gallinula chloropus)の親子。
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この鴨(Netta rufina)、スペイン語ではpato colorado 赤鴨?です。和名はアカハシハジロ(赤嘴羽白)と何ともそのまんまの命名ですね。
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川鵜( Phalacrocorax carbo)のペア。前の個体には識別票となる足環がつけられています。
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ヨーロッパアオゲラ(Picus viridis)スペイン語ではcarpintero verde (緑キツツキ)とも呼ばれています。
これら6枚は撮影した公園仲間のEmilio Alvarez Meléndez氏からご提供いただきました。
雀(Passer montanus)や鳩(Columba livia),クロウタドリ(Turdus merula),佐賀県の県鳥で生息地が天然記念物に指定されているカササギ(Pica pica),近年になって瞬く間に増殖したオキナインコ(Myiopsitta monachus)などは公園に限らず町中にも頻繁に出没するので今回は登場をご遠慮いただきました。 それにしてもマドリードでハシボソガラス(Corvus corone)やハシブトガラス(Corvus macrorhynchos)をさっぱり見かけないのは私たちの狭い行動範囲のせいなのかな?
などと、最近コロナ関係の記事が多くなったのでこの辺りで小休止してのんびりした散歩の光景でもご紹介しようかと書き進んできましたが、あにはからんや、諦めかけていたワクチン接種の順番が回ってきました。散歩コースの近くにある総合病院に設けられた集団接種会場で接種とのお達しがマドリード保健局からこのようなSMSで届いたのです。
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ワクチン予約確認票
筋肉注射は皮下注射と比べて痛いとのイメージがありましたが、私の場合初めての自撮りに夢中で痛さは皆無でした。そして以前購入した自前の注射器は必要ありませんでした。接種後看護師さんに『夕食時にワインを飲んでも大丈夫ですか?』とお伺いしたところ『あら!接種祝い?全く問題ないわよ!』とのご宣託、内心ほっとしました。
写真12.初めての自撮りがワクチン接種の接写です。
心配されている副反応ですが昨日午後接種してから就寝するまで何の変化ありませんでした。18時間後の現在、平熱は保っていますが、筋肉内注射をした三角筋部分に鈍痛があり上腕が重く感じられます。頭がぼんやりとしているのは接種以前からの加齢による症状なので問題ないでしょう。
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生まれて初めての自撮り写真がワクチン接種の接写。
私が接種を受けた4月13日でスペインでのワクチン接種は開始日より108日経過
全接種回数は1143万6073回で全人口の24.14%です。
その内6.7%が二回接種済17.44%が一回接種済、で一日平均約10万5890回接種が行われた計算です。
高齢者介護施設入所者とその職員から接種が始まり、医療従事者、要介護者、教職員、等々の第一フェーズが完了して第二フェーズが始まりました。
80歳以上の53.97%(152万9585人)が二回接種済、一回接種済は42.55%(120万5925人)
3.48%は未接種(接種は任意です)でこの年代の接種は近く完了する見込みです。
次の70歳~79歳の接種が始まり昨日4月13日までで二回接種済は3.08%(12万1810人)
一回接種済は22.8%(90万3387人)でこの中に私の接種も含まれているはずです。
ちなみにこれら高齢者年代の接種ワクチンはComirnaty(BioNTch/Pfizer)が使用されています。
参考資料 スペイン政府 COVID-19ワクチン接種戦略局HP
https://www.vacunacovid.gob.es/
また入荷予定があったJanssen (Johnson &Johnson)社製ワクチンは欧州連合の医薬品規制当局が血栓生成の危険性などについて安全性検証を行っているので、調達が遅れスペインのワクチン接種スケジュールも見直しが始まっています。
日本でも夏の終わり頃迄にはワクチン接種も行きわたり、感染状況も落ち着いて水際対策も緩和されれば、秋冬にはワクチンパスポート持参で一時帰国してGo-Toキャンペーンの恩恵にあずかれるかな?と希望的観測もしておりました。
しかしPCR検査をすり抜けて検知できず、従来型ウイルスをターゲットに設計されたワクチンも効果が期待できない変異株が生まれている現状で世界各地から沢山のエリートアスリートや関係者、報道陣等が短期間に限られた場所に集結する一大スポーツイベントを開催してそこで世界中の変異株をミックスした新たな最強スーパー変異株?などが生まれてしまうとスペインへ再入国する際に日本型スーパー変異株阻止水際対策措置などが取られそうで、一時帰国を若干躊躇せざるを得ない気にもなってきました。
春の散歩の記事のはずがワクチン接種に興奮してまたまたコロナ関連になってしまいました。
ご容赦の程。