• 2021.06.24
  • オーストラリアの車事情 -車種編
車社会のオーストラリア。都市や地域によって人気の車種も若干異なってくるとは思いますが、今回は私の住むゴールドコーストではどんな車が人気なのかをご紹介させていただきます。
オーストラリアは日本と同様、左側通行、右ハンドルです。
オーストラリアでもベンツやBMW、アウディなどの外国高級車は人気ですが、それにも負けず日本ブランドの車も人気があります。TOYOTA、日産、マツダ、HONDA、三菱、 いすゞ、スバルをよく見かけ、その中でもゴールドコーストで特に人気なのはトヨタとマツダではないかと思います。そしてあまり見かけないのがSUZUKI、ほとんど見かけず、あったとしたら日本から個人輸入しているのではないかと思われるのがダイハツです。オーストラリアでは日本の軽自動車が販売されておりませんのでダイハツやSUZUKIの車が少ないのだと思います。
実はオーストラリアにもHolden(ホールデン)という豪州ブランドがあり164年とその歴史も長いのですが、悲しいことに2021年末までに廃止することが決まったそうです。将来ホールデン車にプレミアがつくかもしれませんね。
また、韓国ブランドのKIAとHyundaiも人気があり、何年か前からは中国ブランドの車も少しずつ見かけるようになりました。


こちらが韓国ブランドHyndaiの車のHのマーク。

日本は道路も比較的狭く、燃費の良さも考え軽自動車が好まれておりますが、オーストラリアでは4WDがとにかく人気です。道幅も広くアウトドア好きでビーチでも山道でも走れて、ファミリー向けでもある4WDはオーストラリア、とくにゴールドコーストでは便利な車なのだと思います。そしてオーストラリア人はあまり燃費の良さを考慮しておらず、とにかく大きい車、デザイン重視の傾向にあると思います。
ショッピングセンターの駐車場に停まっている車の約半分は4WDと言っても過言ではありません。
特にゴールドコーストはスーツを着てオフィスで働く人よりも、大工さんや電気、水道工事師、工事現場作業員など現場作業の仕事をしている人が多いのでバンと4WDユート(4WD Utilityといって後ろが荷台になっている4WD)がかなりの率で走っています。仕事用に使う人はもちろんですが、もともと4WDユートのデザインが好まれているようでプライベート用でも人気があります。三菱やいすゞからも4WDのユートが販売されていて人気ですが、4WDユートはオーストラリア仕様になっているのか、日本ではほとんど見かけないかもしれません。



こちらが4WDユート。こういった仕様の車が様々なブランドから出ています。

そして車種で根強い人気があるのは、トヨタのハイラックスとハイエースです。この二つはオーストラリア男性のステイタスというか、一目置かれている存在の車なのか中古でも比較的高い値段で売る事ができます。私の家も去年ハイエースを購入したのですが、「車を売る気ないですか?よかったら電話ください。電話番号はxxxxxです」といった内容のメモがワイパーに挟まれていました。うちの車は新車では購入していませんが、コンディションのよいハイエースはなかなか中古でも販売されていないようで、出ていてもすぐに売れてしまいます。
ちなみにハイエースの新車がどれくらいするかというと、グレードにもよりますが、
LWB Crew Vanというもので$52000前後(日本円で約442万円)になります。
2021年の新車のハイラックス 4x4 SR5 Double-Cab Pick-up(5人乗り、後ろが荷台のもの)という種類のものが$65000前後(日本円で約522万円)するのでオーストラリアにしたら日本車は外車に当たるので日本で売られているよりも高く売られています。
今回は4WDユートの人気についてになりましたが、セダンや小型車、などについてもご紹介させていただきます。


我が家のハイエース。男性からよく褒められます(笑)

特派員

  • 菅沼 千栄子(旧姓 名倉)
  • 職業会社員

2000年に渡豪。日系旅行会社勤務等を経て、2014年から現地建設会社に勤務。休日は、趣味の一つであるソイキャンドル作りやビーチウオークを楽しんでいます。当地のレアな生活情報をお伝えしたいと思います。

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