シンギュラリティサロン

シンギュラリティサロン事務局(松田卓也、塚本昌彦、保田充彦)

「シンギュラリティサロン」は、人工知能分野の国内トップクラスの研究者・技術者をナレッジサロンに招いて、人工知能開発の最前線やシンギュラリティの社会的影響について講演と討論を行う活動です。ナレッジサロンのメンバーである、松田卓也・神戸大名誉教授、塚本昌彦・神戸大教授、保田充彦・株式会社ズームス代表、株式会社ブロードバンドタワーの根本茂氏（非サロン会員）４名が中心となり、2015年2月に活動を開始しました。一般参加の「公開講演会」は、ほぼ月1回のペースで開催し、11月末時点で計10回開催、参加者延べ人数は約500名に達しました。８月以降は東京でも開催しています。

「シンギュラリティ」とは
「シンギュラリティ」とは、人工知能の能力が、人類の知能をはるかに超える時点のこと。事実、現在、世界では人工知能開発の熾烈な競争がくりひろげられ、シンギュラリティの到来はけっしてSFとはいえなくなっています。人工知能開発に乗り遅れた国は「21世紀の発展途上国」になるでしょう。
しかし、残念ながら日本は、人工知能開発競争で海外諸国の後塵を拝しています。世界の中でも少子高齢化が進む日本では、人工知能を利用して生産性をあげるしか生き残る道はありません。人工知能についての社会の認識・意識が低いことは、日本の将来への大きなリスクです。

日本からシンギュラリティをおこす！
そこで、人工知能の重要性をあらゆる人に認識してもらうために始めた活動が「シンギュラリティサロン」です。とりわけ「指導層」と呼ばれる人々、明日の人工知能を開発しようという気概を持った若者（私たちは「現代の志士」と呼んでいます）が「覚醒」し、実際に行動をおこしてもらうことを目指しています。そして、最終目標は「日本からシンギュラリティをおこす」ことです。

シンギュラリティサロン開始当初は、サロン内のプロジェクトルームを使用していましたが、第６回からはプレゼンルームで開催しています。申し込み者は、プレゼンルーム定員の100名を超えることもあり、会場は熱気にあふれています。
もちろん参加費は無料、最近はお茶とお菓子サービス付きの回もあります！（共催の、株式会社ブロードバンドタワー様、一般社団法人ナレッジキャピタル様に感謝申し上げます）

講師は、最前線の研究者・技術者であるばかりでなく、たいへんユニーク。技術の最先端の話（一杉氏、斎藤氏など）から、会場の笑いの絶えない回も（石黒教授、光吉氏等）あります。
聴講者は、大学の研究者や企業の技術者から、経営者、コンサルタント、クリエイター・アーティストなど幅広いバックグラウンドの方々。講演の後の質疑応答も積極的で、熱気あふれる双方向コミュニケーションの場になっています。
さまざまな視点から人工知能技術をみることで、創造と社会変革の芽がでてくることを期待しています。

シンギュラリティサロンのウェブサイト（http://singularity.jp）も開設、シンギュラリティサロンの告知と活動記録をおこなっています。
最近のイベント報告記事は、参加者のボランティアの方が文章を作成してくれています。サイトでは、プレゼン資料のダウンロードも可能で（講師の了解が得られなかったものは除く）、オンラインでの情報提供も連動しています。
また、参加者の情報交換、議論をおこなうために、Facebookグループも作成。現在メンバーは110名を超えました。

一般選考の投票受付は終了いたしました。多数のご投票ありがとうございました。