発達障害のある子どもに向けた知育・教育アプリの開発

一般社団法人子ども・青少年育成支援協会、株式会社クリップオン・リレーションズ、アンジップ株式会社

「発達障害のある子どもに向けた知育・教育サービス」として、発達障害を持った小学生～中学生を対象にしたiPadアプリケーションを開発。

発達障害をもつ子どもの多くは、その特性により一般的な勉強方法ではうまく勉強することができない場合があり、学習に対してのモチベーションの低下、学力不振、不登校などの問題に繋がることが多くあると言われています。
例えば、「注意欠陥多動性障害（ADHD）」を持つ子どもの中に、その特性から文章を暗黙の了解としての普通の順序で順序良く読むことができない等の困難を抱えている子どもがいる場合があります。そういった困難を抱えている子どもに、iPadなどのITツールを活用することで、その特性を持った子どもが理解しやすい形で順序良く読むことを支援することが可能となります。
こういった困難の多くはIQの問題ではなく、特性に配慮した手法を活用することで理解が進み、考え問題を解くことができ、正しく学習することができるようになります。
このようにITを活用し、学習方法に工夫を持たせることで、問題への理解力を高め、学習意欲の向上と、結果としての成績向上に役立てることが期待できます。
専門知識やノウハウの面では、「発達障害学習支援サポーター」資格制度を運用している一般社団法人子ども・青少年育成支援協会と、発達障害などの特別なニーズをもつ子どものための学習支援事業「あすはな先生」を運営している株式会社クリップオン・リレーションズが担当（両社ともコラボオフィス入居企業）。
システム開発はアンジップ株式会社（サロン会員）が担当し、３社協同でiPadアプリの開発に2015年1月より着手。2015年12月10日現在、アプリケーションのデモバージョンが完成し、今後の展開に向けて準備中。

実際の教育現場（発達障害児向けの塾や家庭教師）では、子どもに合わせた教材を先生が工夫・考案し、指導しています。様々なツールを用い教えているため、一般的な場での学習は難しいのが現状でした。

【アプリ出題例】
タップすると1行ずつ選択される・自分で書くことで漢字を「探す」、指で並び替えるなど、問題をとく際に様々な工夫を凝らして「楽しみながら」学習し、理解させます。
問題の正誤率などから障害の特性を診断し、先生や保護者などへのアドバイス機能も実装予定です。

まずは発達障がいなどの特別なニーズを持つ子どものための学習塾・家庭教師の「あすはな先生」で運用をスタート。その後、「発達障害学習支援サポーター」などの有資格者が活躍する塾などへ提供を進めていきます。

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