360°frontier

関西大学総合情報学部＋株式会社大広

「360°frontier」は、関西大学総合情報学部の先端情報技術と映像コンテンツ制作技術を活かして地域の魅力発信をめざすプロジェクトです。関西大学総合情報学部の教職員と学生が主体となり、株式会社大広をはじめとする企業や自治体（高槻市）の協力を得て、産官学連携で取り組んでいます。同プロジェクトは、無人航空機（UAV)を用いて空影した360°映像で全天球映像コンテンツを制作・蓄積し、自然や歴史・文化、まちの賑わいなど、まだよく知られていない地域の魅力的な風景を世の中へ広く浸透させることを目的としています。
今年度は、全天球映像コンテンツとして、インタラクティブな球面ディスプレイを用いたメディアアート作品を制作しました。 「摂津峡の四季」「芥川こいのぼりフェスタ」「高槻キャンパスの自然」など、高槻市の魅力をあらわす360°映像を、和紙やアクリルの球体面に投影し、センサ入力によって球体面にかざした手の動きと映像を連動させ、自由に操作することができます。これによって、上空から全方位の情景を視野に置くだけでなく、閲覧者自身が風景を見渡す方向を切り替えながら、新しい視点でまちの魅力を体験することができます。作品制作には、無人航空機（UAV）による空撮にはブルーイノベーション株式会社と株式会社創造、センサ技術にはトンガルマン株式会社といった、業界を牽引する企業の技術協力を得ています。

現在展示中のナレッジキャピタル2F The Lab.（2015/11～2016/0１中旬まで）をはじめ、Ars Electronica Festival 2015には「ナレッジキャピタルスペースの展示の1つとして、そしてSIGGRAPH ASIA 2015、高槻アート博にも出展し、国内外において広く地域の魅力発信やインタラクティブなコミュニケーションに取り組み、各国・各地域で、企業からの協同研究依頼、媒体社からの取材希望など、一定の反響を獲得することができました。

インタラクティブな球面ディスプレイを用いたメディアアート作品
（ナレッジキャピタル2F The Lab展示中 ）
センサ入力によって手の動きと映像を連動させ、自由に操作することができます。

全天球カメラによって撮影した360°映像
（摂津峡公園の桜）

総合情報学部生による無人航空機（UAV）操縦の様子
（関西大学高槻キャンパス）

一般選考の投票受付は終了いたしました。多数のご投票ありがとうございました。