［世界を変えた書物］展

金沢工業大学

金沢工業大学は、コペルニクスやガリレイ、ニュートン、アインシュタイン、ダーウィンなど、世界を一変させた発見や科学技術に関する初版本132冊を展示する[世界を変えた書物]展を、平成27年11月6日（金）から11月23日（月・祝）まで、ナレッジキャピタルイベントラボで開催しました。入場料は無料でした。

金沢工業大学ライブラリーセンター（館長　竺覚暁教授）は、西暦1445年頃とされるグーテンベルクによる活版印刷術発明後に出版された科学技術に関する初版本を2000冊以上蒐集・所蔵しています。　[世界を変えた書物]展は、この世界的なコレクションの一端を、中・高校生も含めた市民の皆様に広くご覧いただこうと企画したもので、関西地区での開催は今回が初めてとなりました。

この度の大阪会場では、特別出展としてダーウィンの「種の起源」や、DNAの二重螺旋構造を発見し、その後のバイオテクノロジ－の発展につながった「核酸の分子的構造」などの生物学上の記念碑的業績など12冊も展示しました。

当書物展の空間デザインは金沢工業大学環境・建築学部の学生、大学院生が担当しました。書物同士の関連性がわかるように学生がアイデアを出しあい、会場にさまざまな工夫を施しました。また、書物展に携わり得たイメージをアート作品で表現しました。
会期中の週末には監修者＝竺覚暁が本展のみどころや書物にまつわるエピソードなどを会場でわかりやすく解説しました。他にも、竺とライター・編者者橋本麻里氏、キャスター辛坊治郎氏のトークショーが行われ大勢の方に参加いただきました。

会場エントランス
アンドレア・パラーディオの「建築四書」の扉絵を使用し巨大本を制作。
来場者はこのオブジェの入り口をくぐり知の旅をスタートさせる。

知の壁
およそ3ｍの本棚が部屋全体をつつみ、本棚に設置されたケースに建築書30冊が並ぶ。本棚には、5000冊の本とアインシュタインやベルなどの書簡5点も展示。

知の森
展示の中心。展示書物の関連性を示したモニュメントを中心に、13のカテゴリー別に稀覯本90冊を展示。
また、大阪特別出展として12冊を展示。

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