• 2015.10.30
  • オーガニックファーマーズマーケット
オーストラリアでは、週末になると色々な場所でマーケット(市場)が開かれています。校庭や公園の広場、競馬場やショッピングセンターの駐車場を利用したものまであります。新鮮な野菜や果物、植物などを主に販売しているマーケットや、観光客向けのオーストラリアらしいお土産類を中心に販売しているマーケット、ここ5~6年前位からは、衣類やバッグ、アクセサリー、アンティークの家具、アートなどおしゃれでセンスの良い品物を販売するマーケットなどが各地で増えてきています。仮設されたカフェや屋台でバンドやギター演奏などを聞きながらくつろぐことができ、私もお天気の良い休日にはマーケット巡りを楽しんでいます。

今回ご紹介する「マイアミオーガニックファーマーズマーケット」は、その名の通り、オーガニック(有機栽培)の採れたて野菜や果物が中心に販売されている青空市場。毎週日曜日に高校の校庭の一部を利用して開催されています。野菜や果物以外にも、オーガニックコーヒーやはちみつ、シリアル、穀物類、石鹸、化粧品、豆腐や味噌なども売られ、規模は小さいですが、いつも地元の人で賑わっています。朝6時から11時半までと、日曜日でもしっかりと早朝から活動しているオーストラリア人向けの営業時間です。

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マイアミ高校(Miami High School)の校庭の一部を利用して開催されます。とても広く手入れの行き届いた芝生の校庭です。

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  こちらは、一杯1豪ドル(約82円)からの天然水を販売。ポリタンクで持ち帰り用も販売しているので、常連客は自分で容器を持参してきます。どこの店も買い物袋を用意していないため、買い物かごやエコバッグ持参が基本です。

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おしゃれなマーケットというよりも、飾り付けなどない、いたってシンプルな雰囲気です。野菜や果物も、発泡スチロール箱や段ボールに入った、そのままの状態で売られています。

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このマーケットで人気店の一つ、オーガニックのお豆腐屋さんです。日本人の方が作っており、定番のおぼろ豆腐、絹、木綿、揚げ出し豆腐に加えて、中の具が豆腐と野菜になった、その場で食べられるブリトーのようなものもオーストラリア人には人気です。

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  食べ物以外にも手作り石鹸やオーガニックの化粧品なども販売されています。

  写真左のトイレットペーパーは、1ロール1.5豪ドル(約123円)です。売り上げの半分は、世界の貧しい国に安全な水を提供できるよう活動している団体“WaterAid” (http://www.wateraid.org/jp)に寄付されます。

写真右のまな板は、大きさにより値段は異なりますが、一つ25~35豪ドル(約2050~2870円)。オーストラリア産の天然木で作られ、一つ一つ違う木目とよい香りで癒されます。使い終わった後は、オリーブオイルなどのオイルで拭いておくと、乾燥によるひび割れを防いでくれて、長持ちするそうです。

有機栽培の野菜や果物は、普通のスーパーに比べて値段は3倍ほどとかなり割高ですが、物価高のオーストラリアではあまり高く感じられないのか、週末の青空市場はいつもたくさんの人々で賑わっています。



特派員

  • 菅沼 千栄子(旧姓 名倉)
  • 年齢丑(うし)
  • 性別女性
  • 職業会社員

2000年に渡豪。日系旅行会社勤務等を経て、2014年から現地建設会社に勤務。休日は、趣味の一つであるソイキャンドル作りやビーチウオークを楽しんでいます。当地のレアな生活情報をお伝えしたいと思います。

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