例えば…
現地での会話？食べ物？ホテル？交通手段など…
トイレ事情にも不安を感じた事はありませんか？
1日に何度も使うトイレ。国によってトイレの使い方は様々です。
今回はタイへ遊びに来た時に困らないよう、タイのトイレ事情についてお話をしていきましょう。
タイで洋式トイレ
タイには日本にも馴染みのある洋式トイレ(水洗トイレ)とタイ式トイレ(手桶で水を流す手動式トイレ)の2種類あります。
「タイ式のトイレはどう使うの⁈」と、旅行客の声をよく耳にします。
タイ式トイレは1897年にタイ政府発令の「バンコク都公衆衛生法令」により、バンコク市民はトイレを使って排泄するように取締りを行いました。それまで庶民階級はトイレの使用はせずに適宜な場所で用を足す人がほとんどでした。流行病を予防するために、首都バンコクに公衆トイレを作ったのが始まりです。第二次世界大戦後には一般家庭にも普及しました。タイ式トイレのほとんどが、桶で水をすくい自分で流して処理をするやり方です。
最近はボタンを押して自動的に流れるところも増えましたが、長いパンツや長いスカートは汚れてしまいやすいので注意が必要です。また、年配者や妊婦さん、小さな子供が使いやすいように配慮されてきています。
トイレで必要な物はトイレットペーパーだけですか？
はい。私はそう思っています。
用を足した後トイレットペーパーだけで終わる人がほとんどだと思いますが、タイ人の90%はトイレットペーパーだけでは物足りなく、ウォッシュレットを使います。
タイのウォッシュレットは日本とは違い、ウォーターガンというピストルのような形をした手動式のウォッシュレットがトイレのすぐ横に備わっています。
ウォーターガン=ウォッシュレット？？？
ここまでの話しだけではまだイメージが付かないと思うので、海外の友人に聞きながらもう少し詳しくお話ししていきますね。
タイのトイレでびっくりしたことはなに？
の質問に多かった答えが…
①トイレットペーパーが流せない！
②ウォッシュレットが手動！
③タイ式トイレを使う時のお尻の向きが壁側だった！
④使用後は桶で水をすくって自分で排泄分を流す！
ティッシュペーパーや生理用品をトイレに捨てないでください。
①トイレットペーパーが流せない！
これは誰もが1番に思ったことだと思います。
タイのトイレでトイレットペーパーが流せない主な理由は、「配管のパイプが細い」「水圧が弱い」から。なのでトイレにトイレットペーパーやティッシュを流すと詰まりやすく、使用出来なくなることが多いのです。
タイのトイレには個室ごとにトイレットペーパー専用のゴミ箱が置いてあるので、必ずゴミ箱に捨てるようにしましょう！
ウォーターガン手動式のウォッシュレット
②ウォッシュレットが手動！
ウォッシュレットとしての機能は日本のものと変わりはなく、違いは手動ウォッシュレットというところだけです。
タイ人にとって水で洗わない = 不潔 と言われています。
衛生の大切さを子供に教えるため、幼い子供は親にお尻を洗ってもらい、徐々に自分で洗うよう教えられます。最近はどこにでもタイ式ウォッシュレットのウォーターガンがあるので安心しますが、ウォッシュレットのないトイレでは少し心配な気持ちになります。
よく海外の友人から使うときは前から？後ろから？と質問されます。
使う時は前からでも後ろからでも大丈夫です！
直接水をかけて洗い足りないようなら、片手でウォーターガンを持ち、もう片手でお尻を洗うタイスタイルを試してみてください。
ただし、ウォーターガンを初めて使う人は角度と水圧に注意してくださいね！
③ タイ式トイレを使う時のお尻の向きが壁側だった！
タイ式のトイレは日本の和式トイレとは違い、水のはねよけがないので用を足したら水が跳ね返りやすいことや、壁との距離が近いので悪臭を感じやすいという理由などがありますが…
1番の理由としては、ドア側を向いた方が安心安全だと思うタイ人が多いからだと言われています。
まぁ、どちらを向いても鍵のかけ忘れだけは注意しましょう！
④使用後は桶で水をすくって自分で排泄分を流す！
桶で水を流すタイ式トイレがあるのは、今ではお寺やガソリンスタンドにあるトイレがほとんどです。稀に洋式トイレでも、流す時はタイ式トイレ同様に桶で水をすくって流すところもあります。
ボタンを押したら勝手に綺麗になる水洗トイレとは違い、水が綺麗になるまで自分で流さなくてはいけないのと、次に使う人のために便器周りも綺麗に流しましょう。足元が濡れて滑らないよう注意してくださいね！
タイ式トイレ
これは私の国、タイのトイレ事情です。
楽しく旅行をするために、旅先の生活習慣を前もって知っておく事も旅の基本です。
他の国ではどうなんだろう？？？
