• 2021.03.18
  • ちょっと変わった食事時間と美味しいご飯
メキシコの食事時間は日本とは異なります。まず朝食は学校や仕事に行く前7時~8時に軽く、そして昼食は14時~16時とかなり遅く、夕食は20時~21 時です。もちろん個人差もありますし、学校や仕事の都合によっても変わってきますが一般的にはこんな感じです。メキシコでは一番しっかり食事をするのが昼食で、夕食はパンやシリアル、スープ、ヨーグルト、フルーツなどで軽くすませます。メキシコシティのような標高が高い場所は胃の消化が悪いというのも理由の一つのようです。ただこんなに昼食が遅くてお腹は減らないのかというと、もちろん昼食の時間まで待てません。そのため11時頃に軽食やお菓子を食べます。娘の通う幼稚園では10時頃と13時頃にスナックタイムがあり、パンやスティック野菜、フルーツ、ヨーグルト、ポップコーン、ピザなどを食べている子が多いようです。この13時頃のスナックタイムは昼食ではありません。昼食は帰宅後15時~16時に食べることになります。我が家では13時のスナックタイムを昼食としてお弁当を持たせていました。職種などにもよりますが、仕事をしている人もこの時間に一度家に帰って家族と昼食をとる人もたくさんいます。そしてほとんどの会社でも11時頃に仕事を中断して休憩をとり何か食べることが多いようです。
食事時間が違うためレストランの営業時間も13時~23時のところが多いです。ただメキシコはデサジュノ(desayuno)という朝食文化があるため、デサジュノのメニューがあるレストランは10時頃から営業しています。日本のように正午に昼食を食べに行ってもまだ朝食メニューを提供しているので注意が必要です。マクドナルドも12時までは朝マックしかありません。お店が混み合うのは15時頃からなので、昼食メニューになってすぐ入店するとまだ他のお客さんは誰もいないなんてこともしばしばです。
メキシコ人は毎日タコスを食べていそうなイメージかもしれませんが、家庭料理も種類が豊富でレストランやカフェにも様々な料理がありますし、スーパーにも日本のようにお惣菜などが売られているので少し紹介したいと思います。
伝統的なメキシコ料理を進化させたモダンメキシカンという料理が、メキシコだけでなく日本を含め世界各国で人気になっているそうです。


マサリク通りにあるレストラン


ルフィーノタマヨ美術館のレストラン


黒いトウモロコシで作られたトスターダス(とうもろこし粉を焼いたトルティージャを揚げたもの)
モダンメキシカンは手頃な価格というわけではないですが、おしゃれなお店で雰囲気も良く味はもちろん目でも楽しめる料理です。


スーパーではすぐに食べられるパックされたものもあります。
これはチキンとマッシュポテト、サボテンのサラダ。これで約300円


惣菜の白身魚のフライ


セビーチェもありますが、スーパーのものは辛いことが多いです。
レストランではスープはもちろんパスタなどもありますが、メキシコ人が大好きなお肉と、日本人の私はどうしても食べたくなるお魚の料理を最後に紹介します。


定番人気のアラチェラ(牛ハラミのステーキ)付け合わせにワカモレやフリホーレス(インゲン豆を柔らかく塩茹でしたもの)等、そしてトルティージャがついてくるのでお好みでタコスにして食べます。


セビーチェはペルーが有名ですが、メキシコやラテンアメリカでよく食べられる魚介類のマリネ。メキシコではトスターダスがついてくるので一緒に食べます。


鶏むね肉を薄くたたきのばして焼いたもの。この付け合わせはポテトや生野菜がほとんどです。

鶏肉と言えばメキシコでは鶏むね肉がいいとされ鶏もも肉のほうが安価なのですが、このシンプルに焼いた料理の他にミラネサ・デ・ポジョというミラノ風カツレツも人気です。
これらの料理はほとんどのレストランやホテルで提供されていて、日本人の口にも合いますし子供も食べられるので安心して注文できます。タコスでなくてもいろいろな料理にトルティージャやトスターダスが付いてくるのがメキシコならではで面白いですよ。

特派員

  • パドラ リボド 裕美
  • 職業主婦

メキシコの首都、メキシコシティで夫と娘の3人暮らし。夫の仕事で来墨し、スペイン語はできないながらもママ友もでき、毎日を気ままに楽しんでいます。陽気で魅力的なメキシコのことをたくさん知ってもらいたいです!

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