• 2017.07.20
  • アグブーツの季節
オーストラリアは冬を迎えUggブーツが温かく心地よい季節になりました。Uggブーツとは羊の皮で作られたシープスキンブーツのことですが、正式にはUggという一ブランド名なのですが、オーストラリアやニュージーランドではシープスキンブーツとは呼ばず、Ugg(アグ)と呼ばれ親しまれています。日本でも1990年代のギャルファッションやサーファーの間で流行りましたが、オーストラリアやアメリカでは1970年代のサーファーブームにサーファーが愛用したブーツとしても有名です。オーストラリアでは今でもサーファー以外にも多くの人に愛用されています。

UGG® Australia というブランド が世界的に有名ですが、Australiaと入っているけれど実はアメリカのブランドで中国で生産されております。日本の市場で最も多く出回っているのがこちらのブランドのようです。オーストラリアではUGG Australiaが比較的有名なブランドです。名前も同じでは?と思われますが、少し紛らわしいですが、違いはアメリカのブランドには®が入っています。UGG Australiaはオーストラリアで生産されています。その他、EMU Australiaも日本では有名でカジュアル過ぎないデザインのブーツの販売もしております。
“UGG Since1974”は私の住んでいるゴールドコーストのマイアミで手作りされている正真正銘のオーストラリア製を販売しているブランドです。また、79年もの歴史を持つ老舗で、こちらも正真正銘ニューサウスウェールズ州で手作りされている“Blue Mountains Ugg Boots”というブランドなど様々なブランドがあります。また、無名ブランドのシープスキンブーツがオンラインで通常のブランドブーツの半値ほどの価格で販売されていることもあります。大手スーバーではデザインや形はアグブーツですが、素材がアクリルなどの人口素材を使用した安いブーツも販売しています。ただし、本物の羊の毛は保温性に優れ、冬は暖かく、夏は涼しく保つ特性を持っており、湿気を逃がし、防臭効果にもすぐれているので蒸れやすくなるブーツには最適なのだそうです。最近あまりみかけなくなりましたが、ブーツ以外にも羊の毛でできた車のハンドルカバーやシートカバーなどもあります。

先ほどご案内したUGG since1974の工場とアウトレットが近所にあります。今回日本から友人が遊びに来た際に、カスタムメイドで作ったシープスキンサンダルを受け取りにお店に行ってきました。ここのお店の品はBlue Mountains Ugg Bootsのような定番の形を扱うブランドと比べると色も豊富で外側の生地にデニム素材や今はやりのボヘミアン調のデザインの布をポイントで入れているようなデザインに凝ったものも多く扱っています。また、ブーツ以外にもバッグなど小物もかわいい物を取り揃えています。EMU Australiaのようにヒールのあるショートブーツタイプではなくあくまでもフラットなソール(底)は個人的には私好みです。お店の方に許可をもらい写真を撮ってきましたので、ご覧ください。


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お店の外観です表側がショップになっており、奥にはオフィスと工場があります。

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こちらが外側の素材にデニムを使ったアグブーツ。中はしっかりシープスキンの毛で覆われています。

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このしっぽがある毛は何だと思いますか?これは本物のカンガルーの毛皮です。(死んでしまったカンガルーの毛を使っています。)

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店内のディスプレーにあった巨大ブーツ。子供がすっぽり入るくらいの大きさです!

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店内奥がオフィス、工場になっています。

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こんなに可愛い子供用のブーツも扱っています。

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シープスキンサンダル。このお店では色もソール(底)の素材も自分の好みでオーダーできます。私も以前スリッパを贈り物にした時に喜ばれました。

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こんなに可愛いシープファーバッグもあります。

オーストラリアにはさまざまなブランドのシープスキングッズを扱っており、お店によりそれぞれコンセプトも異なるので面白いです。オーストラリアに来た時はぜひシープスキンをチェックしてみて下さいね。

特派員

  • 菅沼 千栄子(旧姓 名倉)
  • 年齢丑(うし)
  • 性別女性
  • 職業会社員

2000年に渡豪。日系旅行会社勤務等を経て、2014年から現地建設会社に勤務。休日は、趣味の一つであるソイキャンドル作りやビーチウオークを楽しんでいます。当地のレアな生活情報をお伝えしたいと思います。

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