そんなユニークなことを見せてくれるのが虫の惑星です。
サンパウロ市内に生物学研究所(Museu do Instituto Biológico)があり、その敷地内に「虫の惑星」という名で、ブラジルで唯一の昆虫博物館があります。建物は大きくはないのですが、大人も子供たちも昆虫の世界を楽しく学べるようになっています。
生物学研究所の敷地内に入ったら、サンパウロ市内にいるとは思えないほどの静けさと緑に囲まれた空間があります。ゆっくり散歩したくなる感じでした。大きなゴムの木があり、とても印象的でした。



展示室の中にはパネルがいくつかあり、いろんな虫の紹介がされています。昆虫の標本もあります。小さい子供の身長に合わせて標本がおいてありますので、子供たちは大喜びです。見たことがある虫や蝶を指したり、見つけてみたいのを探したりと、興味深々です。


中南米に生息するモルフォチョウは青色メタリックに輝くので素敵です。実は羽の青色は羽の表面にある構造が光を反射して青色を作り出すそうです。青い色素があるからではないそうです。勉強になりました。モルフォ蝶は「世界三大美蝶」の一つと言われています。本当に美しい蝶です。


蜜蜂の巣やカイコの糸づくりの説明もありました。
シロアリの活動を見学することができます。葉っぱを運んだり、移動する方向を観察することができ、子供たちは楽しそうでした。
並んでいる人たちがいて、何だろうと見に行ったら、25㎝ほどのナナフシを腕においてくれて、触ることができるので、順番待ちの列ができていました。ナナフシって細長いのですね。ナナフシの動きを観察し、いろんな説明をしてくれます。メスとオスの違いを教えてくれました。オスの方が小さくて細い体型をしていて、オスには羽があると言って羽を広げて見せてくれました。ナナフシの種類によっては羽がないのもあるそうです。それにしても本当に枝に似ていて不思議です。ナナフシの卵は地面に産み落とされるそうです。卵の皮が固いので割れないとのことでした。


子供たちがちょっと緊張気味で手の平にのせていたのが、マダガスカルゴキブリです。6㎝くらいの大きさで、私たちが街で見るゴキブリとは違って羽がなく、体は茶色で光沢があります。ゴキブリと言えば、逃げ足が速いのが印象ですが、マダガスカルゴキブリはゆっくり動きます。林床に生息し、落ち葉や倒木の下に隠れているそうです。ゴキブリと聞いただけで、鳥肌が立つ私ですが、説明をききながら、マダガスカルゴキブリの動きとかは観察できました。

最後は街に生存するゴキブリのレースを見せてくれます。その前に、ゴキブリが好きな食べ物の話をしたり、ゴキブリが好きな場所など、クイズのように子供たちに聞いたりして説明します。何匹かのゴキブリが1mほどの細長いルートを走るだけですが、子供たちは一生懸命応援し、楽しそうでした。でもゴキブリが逃げたら大騒ぎになることでしょうね。
昆虫が好きな方ではない私ですが、思いのほか楽しかったし、学ぶ事も多かったです。
